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Beautiful Smile~不器用な愛~
第3章 性友
***
目が覚めると、難波の中心部のラブホテルだった。
「着いたら起こしてって言ったのに。登ってくるの重かったでしょ?」
「声かけたけど起きなかったから。ミキちゃん疲れてたみたいだし、また傷増えてるから。それに、軽すぎ。コンビニでいっぱい買ったから食べて」
「食べてもいいけど、吐くよ?」
「いいよ」
しつこくて嫌いだなんて思う反面、やっぱり私のことを心配してくれる人がいるというのは嬉しい。これは、多分、吐かずに少しずつ頑張って食べると思う。コイツの気持ちが篭っているから。