パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 性友

「お待たせ」

「全然。それより、アレ彼氏？」

　ケンジは私にタバコを差し出す。一本貰って吸ってみるが、やはり咳き込む。それでも吸ってしまうのはどうしてだろう。

「そんなわけないでしょ。彼氏なんて居たことないよ」

　いや、そんな言葉、嘘だ。本当は過去に何人もいた。みんながみんな“思っていた子と違った”なんて台詞を吐き捨てて私から離れていった。愛なんて何処にもない。それなら一瞬でも私の体だけでもいい。それでもいいから愛して。

「そう。ミキちゃん可愛いのにね」

「疲れたから寝る。ついたら起こして」