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Beautiful Smile~不器用な愛~
第4章 出逢
***
目覚めるとケンジはもう居なかった。仕事があるから先に出るという書き置きがあった。スマホを見ると珍しい人からのLINE。
{美紅:Dream Kissの大阪城公園ライブ当たったんだけど一緒に行かない? 急で悪いんだけど、明日。お母さんと行く予定だったんだけど、今日インフルエンザなってしまって……}
美紅は女子高時代の唯一の友達。美紅が転校したのも私が学校を辞めた一つの理由だ。即答で返事を打った。そうと決まればやることは一つ。資金調達だ。
ホテルを出て、出会いカフェに行ったが、指名を取るのは中々難しくて、すぐに辞めた。出会い系サイトを立ち上げて、書き込む。生中出しオッケー○万円。値段は交渉可。ここまで書くと馬鹿な男達は群がってくる。
この世は需要と供給で成り立っている。喩え、それがどれだけ汚いものだとしても私はお金を求める。愛だと言ったと思えば、今度はお金だなんて、自分でもつくづく矛盾していると思う。それでも、お金があれば愛を買えるのは事実。じゃなければ、ホストクラブやキャバクラなんてお店は存在しない。
目覚めるとケンジはもう居なかった。仕事があるから先に出るという書き置きがあった。スマホを見ると珍しい人からのLINE。
{美紅:Dream Kissの大阪城公園ライブ当たったんだけど一緒に行かない? 急で悪いんだけど、明日。お母さんと行く予定だったんだけど、今日インフルエンザなってしまって……}
美紅は女子高時代の唯一の友達。美紅が転校したのも私が学校を辞めた一つの理由だ。即答で返事を打った。そうと決まればやることは一つ。資金調達だ。
ホテルを出て、出会いカフェに行ったが、指名を取るのは中々難しくて、すぐに辞めた。出会い系サイトを立ち上げて、書き込む。生中出しオッケー○万円。値段は交渉可。ここまで書くと馬鹿な男達は群がってくる。
この世は需要と供給で成り立っている。喩え、それがどれだけ汚いものだとしても私はお金を求める。愛だと言ったと思えば、今度はお金だなんて、自分でもつくづく矛盾していると思う。それでも、お金があれば愛を買えるのは事実。じゃなければ、ホストクラブやキャバクラなんてお店は存在しない。