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第5章 親友

　後半は、ポップで明るい曲が続き、ラストソング終了後、会場に響き渡るアンコールの声。

「アンコールありがとう！　今回のツアーでのアンコールの曲はこの曲に決めていました。奏華ちゃん一言どうぞ！」

　苺ちゃんが奏華さんにマイクを渡す。

「生きていると悪いことをしてしまうことあると思う。特に学生時代はそうかもしれない。私もあの頃、後悔することだらけでした。思春期の中学生、高校生に特にお届けしたい歌。ごめんね――。聞いて下さい。【嫌いでも】」

『～♪ごめんな
今さら謝っても遅い
でも謝らしてくれ
てめぇが嫌いだった
真面目すぎるとこ
不器用なとこ
でも今はてめぇは大事な友だ


ごめんな友よ
ごめんな
救ってやれんで
ごめんな
何もしてやれんで
ごめんな
勇気なくて
ごめんな ごめんな
何度呟いても足りねぇよ


見てみぬ振りしてた
自分は何もしてねぇから悪くねぇって思ってた
でも違ったな
助けてやるのが必要だった
子供だったんだ許してくれ
なんて虫のいいことだってわかってるけど
てめぇがいない今は
謝るしかできねぇんだよ


ごめんな友よ
ごめんな
救ってやれんで
ごめんな
何もしてやれんで
ごめんな
勇気なくて
ごめんな ごめんな
何度呟いても足りねぇよ

おぃ いじめられてる奴
自殺すんじゃねぇ

おぃ いじめてる奴
今すぐ止めろ

おぃ 傍観者
今すぐ勇気出せ
何でもいいから助けてやれ

てめぇよ 聞いてっか？
あたしはこれからも歌い続けてやらぁ

てめぇが嫌いでも
いじめのがもっと嫌いなんだよ

てめぇを殺した
いじめが嫌いなんだよ

だからいじめに関わってる皆
この歌聞いてる皆
いじめと戦え!!

そして勝て!!～♪』