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Beautiful Smile~不器用な愛~
第5章 親友
「っく……うぅ……ひくっ」

「美紅?!」

「ごめんっ、ごめんね!ごめんなさい!」

 美紅は、泣き崩れて、発作を起こした。周りが私達を蔑んだような目で見る。それに吐き気を覚えた。世間は心配するどころかこの状況を迷惑がっている。

「大丈夫だから」

 私は、美紅を支えて、会場の外に出た。スタッフに心配の声をかけられたが、大丈夫ですからと断り、外に出た。公園のベンチまで美紅を連れていき、座らせる。

「大丈夫だから。これ、ゆっくりして」

 紙袋を差し出して、スーハースーハーさせる。ネットで調べた過呼吸の応急処置。とめどなく溢れる大粒の涙。私は、大丈夫、大丈夫と言いながら、美紅の背中を撫でるしかなかった。空には今にも消えそうな三日月と小さな星が点々と輝いている。

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