この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Beautiful Smile~不器用な愛~
第5章 親友
「違うよ。美紅は、ホントは凄くいい子だって、私は知ってる。美紅をそこまで追い詰めたのは、その子やその男、そして、無能なセンコーどもだよ。私には分かる。本当はそんなことしたくなくて、いつだって、誰か助けて――って叫んでた。けれど、気づいてくれなかった。近くにいる友達も気づかないどころか寄りかかって、最後には、全てを美紅の責任にした。違う? 誰か一人でも、私も悪いのって言ってくれた? 私が美紅の近くに居れたなら、居てあげられたら良かったのに。ごめんね……」

 美紅は、私の腕の中でまた泣き出す。違うの、違うの、ごめんねと何度も何度も呟く。私は、大丈夫、大丈夫と美紅の背中や頭をひたすら撫でる。それしか出来なかった。その後、父親が口を利いてくれなくなったことや人が怖くなって、人が多いところで時折、発作を起こすようになり、心療内科に通っていることなどもポツポツと話してくれた。
/91ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ