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Beautiful Smile~不器用な愛~
第6章 同愛
「家、どこなの?」

「西九条です。木内さんは?」

「俺、瞬と同じ和泉」

「えええええええ! めっちゃ反対方面じゃないですか?! 私、一人で良かったのに……。家、駅から近いですし」

「いや、明日、日曜日で仕事休みだし、それにミキちゃんと二人で話したいなーとか思って。あ、言うとくけど、変な意味じゃないからね」

 実は、私も木内さんとは話してみたいと思っていたりした。私のはカラオケのレパートリー的にという意味でだが。

「疑ってませんから。まあ、私もホント暇人なんで、是非是非。なんなら、私の家にとまって行きます?」

「いやいや、変な意味で話したいって言ったわけじゃないって言ってもさ、僕、男の子なわけ。少しは警戒して。初対面の男、家に入れるとか。まあ、僕は手を出すとか絶対にないけどね。人前で脱ぎたくないし、脱げないけど」

 僕とか男の子とか透が頭に過る。透があと十年歳をとったらこんな感じかなあとか。

「いいですよ。手とか出されても何も思いませんから。それに、木内さん見た目と話し方から、そんなことできなさそうです」

 そうこう話をしていると西九条の駅についた。コンビニでお酒とおつまみを買ってもらって、家へと帰る。
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