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Beautiful Smile~不器用な愛~
第7章 衝突
***
「っ……たぁ」
結局、昨日は木内さんと二人で酒缶を十缶ほど空けて、いくらほろよいといえでも完全なる二日酔いだ。
「起きましたか。ったくもぉ。未成年が飲酒しないで下さいよ」
聞き慣れた声。透のため息が一つ。部屋の回りをキョロキョロするが、木内さんはもう居ない。
「あれ?」
「あの人なら、もう帰りましたよ。何してるんですか、知らない男性を家に入れたりして……。でも、あの人、いい人ですね……って、ちょ?!」
微笑む透の顔が可愛くて、思わず、悪戯に唇を奪ってしまった。
「かぁわぃぃ」
「ったく……。あと、スマホ、鳴ってましたよ」
最初でこそ否定して逃げていた透ももう慣れたようだ。
スマホを見ると、お姉さん的な存在である主婦の花さんから連絡が来ていた。卒業していた専門学校の卒業進級制作展に行かないかというお誘いだった。ゆっくりお話もしたいし、行きますと返事をした。
「っ……たぁ」
結局、昨日は木内さんと二人で酒缶を十缶ほど空けて、いくらほろよいといえでも完全なる二日酔いだ。
「起きましたか。ったくもぉ。未成年が飲酒しないで下さいよ」
聞き慣れた声。透のため息が一つ。部屋の回りをキョロキョロするが、木内さんはもう居ない。
「あれ?」
「あの人なら、もう帰りましたよ。何してるんですか、知らない男性を家に入れたりして……。でも、あの人、いい人ですね……って、ちょ?!」
微笑む透の顔が可愛くて、思わず、悪戯に唇を奪ってしまった。
「かぁわぃぃ」
「ったく……。あと、スマホ、鳴ってましたよ」
最初でこそ否定して逃げていた透ももう慣れたようだ。
スマホを見ると、お姉さん的な存在である主婦の花さんから連絡が来ていた。卒業していた専門学校の卒業進級制作展に行かないかというお誘いだった。ゆっくりお話もしたいし、行きますと返事をした。