この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Beautiful Smile~不器用な愛~
第10章 粗相
「あっ……」

 入ってきた透に見られてしまう。こんな姿、誰にも見られたくなかった。部屋に充満する隠しきれないアンモニア臭。私は言い訳をすることもできず、俯くしかできなかった。

 心の均等を保てない。どうしようもないくらい不安定だ。考えることだらけで、頭の中の処理が追い付かない。どうして私はいつもこうなのだろうか……。不器用で強がりで、なのに強がりきれなくて。笑い飛ばせたらどんだけいいだろう。けれど、今の私にはそんな元気すら残されていなかった。一人ではどうにもできない。そんなことは分かっている。それでも……。

「帰って。なんで、入ってくるの? 私、体調悪いって言ったよね?!」

 おねしょをした上で逆ギレをして、ヒステリックになる女。なんてカッコ悪いんだろう。惨めで情けなくて、床には涙の水玉模様ができた。






/91ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ