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Beautiful Smile~不器用な愛~
第10章 粗相
「勝手に入ってきたりして、ごめんなさい。こんなこと言っても無理だと思いますが、気にしないで下さい。布団とかは僕が片付けときますんで、ミキさんはお風呂へ。体調も悪いんでしたら、今日は勉強はやめて、ゆっくり休んで下さい。今日は、僕が一日、一緒に居ますから。……ね?」
「優しくなんてしないでよ。期待しちゃう。私には、もう誰もいないの! セフレにさえ捨てられた。花さんにも酷いこと言った。瞬さんも私のことなんて眼中にない。分かってるのに……分かってるのに! 嫌われる。嫌われる。嫌われる。透にまで嫌われちゃうよお……。こんな私、ダメなとこしかない自分が嫌で嫌で堪らない」
透の胸を叩く。透は私のことを抱き寄せ、頭を撫でてくれる。
「そんなことないですよ。ミキさんは頑張ってます。それに、こんなこと言ったら怒られそうですけど、ちょっと……可愛いなって思っちゃいました。だから、大丈夫です。それに、僕がミキさんのこと嫌いになることはありませんから。嫌いな人のところに一週間に何回も通えるほど、僕は暇じゃありません。それに嫌いな人に唇やこないだのあんなことを許すほど器用な人間じゃありません。だから安心して下さい。そのままだと風邪を引いてしまうので、お風呂へ」
「ありがと。じゃあ……お言葉に甘えて、よろしくお願いします。……ごめんなさい」
「優しくなんてしないでよ。期待しちゃう。私には、もう誰もいないの! セフレにさえ捨てられた。花さんにも酷いこと言った。瞬さんも私のことなんて眼中にない。分かってるのに……分かってるのに! 嫌われる。嫌われる。嫌われる。透にまで嫌われちゃうよお……。こんな私、ダメなとこしかない自分が嫌で嫌で堪らない」
透の胸を叩く。透は私のことを抱き寄せ、頭を撫でてくれる。
「そんなことないですよ。ミキさんは頑張ってます。それに、こんなこと言ったら怒られそうですけど、ちょっと……可愛いなって思っちゃいました。だから、大丈夫です。それに、僕がミキさんのこと嫌いになることはありませんから。嫌いな人のところに一週間に何回も通えるほど、僕は暇じゃありません。それに嫌いな人に唇やこないだのあんなことを許すほど器用な人間じゃありません。だから安心して下さい。そのままだと風邪を引いてしまうので、お風呂へ」
「ありがと。じゃあ……お言葉に甘えて、よろしくお願いします。……ごめんなさい」