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もっと、生きたかったな、、
第8章 彼女
とりあえず席に着き
前の奴の椅子を軽く蹴った。
「おい、蹴んなモテ男。」
こいつが俺の親友の涼。
こいつだって中々のモテ男だ。
栗色の癖っ毛だけど顔がいいからそれも似合う。
毎週連れてる女が違うってのが欠点だ。
「俺、彼女作るわ。」
そう言った途端涼は驚いた顔をした。
まぁ、無理もねぇな。
俺、女興味ねぇし。
「でも、どんな女がいいか分かんねぇ。」
ポンっ!
いきなり涼が俺の肩を叩き
「女なら任せな?」
そう言い俺の腕をがっしり掴んだ。
「掴むなって気持ち悪りぃ。」
そんな事は聞かない涼は俺の腕を掴んだまま
屋上へと連れて行った。