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イカせ屋稼業
第3章 そのさん
一室の扉を開けると、
翔汰は思わず『わ……』と感嘆を漏らした。
縦長い室内。
ふわふわの絨毯は変わらず敷かれており、
猫脚の楕円テーブルが中央にある。
奥には大きな重量感たっぷりのソファー。
そのまた奥にはベッドがあった。
何が『わ…』なのかというと、
壁・絨毯・シャンデリア・楕円テーブル・ソファーにベッド………
全て真っ白なのだ。
異空間に迷い込んだような感覚だ。
『おはよぉ〜〜〜♪
さあ〜♪♪
いよいよ撮影だわね〜』
巨漢の社長が入ってきた。
濃いピンクのドレスに、
また金髪を夜会巻きにしている。
『おはようございます』
『お、おはようございます』
拓矢の挨拶に慌てて続いた。
『ほほほ、
どお?この部屋〜。
ロマンチックでしょ?
あ、カメラさんも今日は1人だけだからね?』
『1人?』
翔汰は思わず繰り返した。
『そ。
ふっふっふ………
た〜〜〜っぷりとイヤらしい映像こさえてやるわ』
目付きが怖い………
紫色の口元が卑しく上がっている。
翔汰は思わず『わ……』と感嘆を漏らした。
縦長い室内。
ふわふわの絨毯は変わらず敷かれており、
猫脚の楕円テーブルが中央にある。
奥には大きな重量感たっぷりのソファー。
そのまた奥にはベッドがあった。
何が『わ…』なのかというと、
壁・絨毯・シャンデリア・楕円テーブル・ソファーにベッド………
全て真っ白なのだ。
異空間に迷い込んだような感覚だ。
『おはよぉ〜〜〜♪
さあ〜♪♪
いよいよ撮影だわね〜』
巨漢の社長が入ってきた。
濃いピンクのドレスに、
また金髪を夜会巻きにしている。
『おはようございます』
『お、おはようございます』
拓矢の挨拶に慌てて続いた。
『ほほほ、
どお?この部屋〜。
ロマンチックでしょ?
あ、カメラさんも今日は1人だけだからね?』
『1人?』
翔汰は思わず繰り返した。
『そ。
ふっふっふ………
た〜〜〜っぷりとイヤらしい映像こさえてやるわ』
目付きが怖い………
紫色の口元が卑しく上がっている。