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イカせ屋稼業
第3章 そのさん
―――――――――
『はぁ………』
翔汰はシーツを換え、
ため息を吐いた。
軽くシャワーを浴びた後である。
ボクサーパンツにバスローブのみの格好。シーツの端を揃えた。
チラリと拓矢を見ると、
ソファーに悠々と座り紅茶を飲んでいる。
左手で金髪を掻き分けた。
(…………涼しい顔してんなぁ………
こっちは動揺しまくりだってのに)
『…………あのさぁ拓矢………』
『……………
ん?ああ、何だよ?』
振り返り、
翔汰を見る拓矢。
拓矢は先にシャワーをしたので、
乾いた髪がさらさらと靡いている。
『あのさぁ。
……お前、オトコとしたことあんの?』
『いや。
無いよ』
『え、そうなのか……』
『何でそう思う?』
ティーカップを薄い唇に付けてコクリと飲む。
喉仏が上下した。
『…手慣れてたから?』
『疑問形は日本語として不自然だと思うけど。
……慣れてはないよ。
同じようにしただけだ』
『……………ふーん……………………』
そうか。
したことはないのか。
なのに何故あんなに俺の性感帯がわかるんだ?
背中なんて、
自分でも気付かなかった。
それに…
『はぁ………』
翔汰はシーツを換え、
ため息を吐いた。
軽くシャワーを浴びた後である。
ボクサーパンツにバスローブのみの格好。シーツの端を揃えた。
チラリと拓矢を見ると、
ソファーに悠々と座り紅茶を飲んでいる。
左手で金髪を掻き分けた。
(…………涼しい顔してんなぁ………
こっちは動揺しまくりだってのに)
『…………あのさぁ拓矢………』
『……………
ん?ああ、何だよ?』
振り返り、
翔汰を見る拓矢。
拓矢は先にシャワーをしたので、
乾いた髪がさらさらと靡いている。
『あのさぁ。
……お前、オトコとしたことあんの?』
『いや。
無いよ』
『え、そうなのか……』
『何でそう思う?』
ティーカップを薄い唇に付けてコクリと飲む。
喉仏が上下した。
『…手慣れてたから?』
『疑問形は日本語として不自然だと思うけど。
……慣れてはないよ。
同じようにしただけだ』
『……………ふーん……………………』
そうか。
したことはないのか。
なのに何故あんなに俺の性感帯がわかるんだ?
背中なんて、
自分でも気付かなかった。
それに…