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イカせ屋稼業
第3章 そのさん
それに、
〔お前のこと好きかもしれない〕は何だよ………………


煽るために嘘をついた?

かもしれない、
って曖昧でモヤモヤする。


『翔汰は意外とテクニックあるんだね』


『…えっ?
意外って(苦笑)
女優がいつもやってるコトを真似てみただけ』


翔汰はベッドに腰を下ろした。


朝の澄んだ空気が室内にも漂っていた。


拓矢は翔太のほうに向き、斜にジーッと見てくる。


『な、何だよ…』

『いや。
……何でもない』


―――あ。
〔男同士でするときの心得3・最中は視線を合わせない〕
って……
こういう意味か…?

感情を揺さぶられるな、ってコトか。


(何だ。
そうか………)腑に落ちた。

女優となら目を合わせても動揺はしない。
興奮は煽っても。


男優同士は、
戸惑いやモヤモヤ・悔しさなど様々な感情が交錯する。
その中で〔ビジネス〕として肉体と性を小道具のように使い作品に仕上げるのだ。

複雑になるなら、
最小限に抑えるべき。



翔汰は難しさを感じた。


女優となら、〔男性・女性〕の役割が最初から決まっている。
SMとは別の意味で。


しかし、
男優同士だと混濁してしまう。

――――社長は、
敢えて設定なしにしたのかな。
修行のつもりで。
自分で考えろってコトかな。


『…………何考えてんの』
『どわ!!』

いつの間にか、拓矢が隣に座っていた。
『……人を化け物みたいに』


動悸がする。。

拓矢を変に意識してしまう。
顔が見れない。

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