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第3章 そのさん

拓矢が頭からシャワーを浴びる。
筋肉美をさらけ出して。


シャアアア……
とシャワー音が雨音のように響く。


広いバスルーム。


外国によくある、
白く丸みをおびた浴槽。


白いタイル。

1つ驚くのは………

バスルームだけ全面鏡張りだった。

しかも天井も。



翔汰はバスローブをスルリとほどき、
シャワーを浴びている拓矢に後ろから抱き着いた。


カメラ（昨今の高機能カメラはレンズも曇らず何でも映すのだ）は、
翔汰の羞恥をもった表情や拓矢の金髪が湯に滴る様までくまなく映す。


拓矢が上体を捩り振り向く。

2人は自然に唇を重ねた。

シャワーの湯が効果音となり、
2人は舌を絡ませ激しく昂っていく。


若干、
拓矢のが上背がある。


翔汰を抱き込む体勢になる。

（いい気になんなよ…）
翔汰は背の低さを指摘されたかのようにムッとする。

拓矢は見透かして、
フフンと鼻で笑い翔汰の肉棒を扱き始めた。