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イカせ屋稼業
第3章 そのさん
それから2週間経ち、
『ニャンニャンNo.6』は発売された。
セクシー要素が多い『ニャンニャン』は、
意外にも読者が多く店頭では店員が補充を繰り返す雑誌だ。
スマホが着信を知らせる。
『ん?
あ。彩夏だ。
甲斐さん、ちょっと実家からなんでいいっすか?』
撮影前の移動中である。
雑談していたので一言断りを入れてから折り返しTELをした。
『もしも…
『お兄ーーー!!
たっくんと出来てたのー???』
爆弾のように破壊的な大声の妹・彩夏………
『お前変なバイトしてないだろーな?』
『答えてよぅー、
付き合ってんの??!付き合ってないのー??!』
『付き合ってないない(笑)あれ、
売るための役柄みたいなものだから』
―――阿呆妹には、兄のゲイキャラよりもイケメンとの交際の事実確認のが重要らしい。
『何だ〜〜〜良かったー。あ?
付き合ってないってさー…………(←友達に伝えている)
あ、もしぃ?』
『お前友達にも言いふらしてんのか…』
『だってモデルみたいな人にブランド財布買って貰ったんだよ??
めちゃめちゃ自慢じゃん!それに直接聞けないしぃ〜〜〜』
ん?
『直接って連絡先知ってんの?』
『あったり前じゃん!(笑)毎日lineしてるよー♪♪すごいマメにしてくれるの〜〜〜』
『はぁ?』
(聞いてないぞ……
先ず兄の俺に許可もらってからだろうが………)
『じゃーね、
そんだけだから〜』
プツッと通話終了………………
『ニャンニャンNo.6』は発売された。
セクシー要素が多い『ニャンニャン』は、
意外にも読者が多く店頭では店員が補充を繰り返す雑誌だ。
スマホが着信を知らせる。
『ん?
あ。彩夏だ。
甲斐さん、ちょっと実家からなんでいいっすか?』
撮影前の移動中である。
雑談していたので一言断りを入れてから折り返しTELをした。
『もしも…
『お兄ーーー!!
たっくんと出来てたのー???』
爆弾のように破壊的な大声の妹・彩夏………
『お前変なバイトしてないだろーな?』
『答えてよぅー、
付き合ってんの??!付き合ってないのー??!』
『付き合ってないない(笑)あれ、
売るための役柄みたいなものだから』
―――阿呆妹には、兄のゲイキャラよりもイケメンとの交際の事実確認のが重要らしい。
『何だ〜〜〜良かったー。あ?
付き合ってないってさー…………(←友達に伝えている)
あ、もしぃ?』
『お前友達にも言いふらしてんのか…』
『だってモデルみたいな人にブランド財布買って貰ったんだよ??
めちゃめちゃ自慢じゃん!それに直接聞けないしぃ〜〜〜』
ん?
『直接って連絡先知ってんの?』
『あったり前じゃん!(笑)毎日lineしてるよー♪♪すごいマメにしてくれるの〜〜〜』
『はぁ?』
(聞いてないぞ……
先ず兄の俺に許可もらってからだろうが………)
『じゃーね、
そんだけだから〜』
プツッと通話終了………………