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イカせ屋稼業
第5章 そのご
――そう、
半月前。。


郷里の祖母から連絡が入った。

『ミサコが帰って来たわー!』と怒り狂って翔汰にTELが来たのだ。


『マジで??元気なの?母さんのケータイずっと止まってたし…
あ、持って出た資産は?』
と返すと……


『それがすっからかんなのよー!!
相手男に渡しちゃったんだとさ!バカじゃないかっ!ああ、我が娘ながらどーして男を見る目が無いかねぇ……』

『そ、そうだね………』


ぎゃんぎゃんと喚く祖母さんの愚痴を聞き、

翔汰は(帰って来たか………)と肩の力が抜けた。
深夜帰宅したらTELが来て自宅マンションのリビングで言葉通りへなへなとへたり込んだ。



翔汰の中で、お金の問題はもう曖昧になってきていた。
妹を大学に行かせて、生活させてやれたらそれでいい。
母さんが帰って来たなら安心だ。

祖母さんも一時期は沈んでいたから(怒れるのは元気になったからだな)
と感じた。
休みを貰って一度帰ろうと思いつつ、(セクシー男優って肩書きの俺が帰ったら、益々ややこしくなるなぁ)と帰郷は先送りした。


『良かったね』
抑揚のない声で言う拓矢。

『まぁな。サンキュー。
とりあえず落ち着いたわ(笑)』

『…お前さ、
坂城すずと付き合ってんの?』

『え、何だよ?』

『付き合ってんの?』

『2回言うなよ…
まだ付き合ってはない、かなぁ』

『ふーん………
じゃこれから付き合うんだね?』

『すずさえ良ければ、な』
(そうだ…
多忙過ぎて後回しになってたけど。
拓矢の〔出生の秘密〕を俺が知ってるのって言うべきかな?)




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