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第5章 そのご

衣装に着替えて写真撮影に入る。


翔汰はゆるTシャツにニット帽、クラッシュデニムに革靴というカジュアルスタイル。

一方拓矢は黒縁ダテメガネに金髪をアップして結び、
肩が少し出るくらいのVネックセーターにスカート付きパンツ。
ユニセックスな格好である。


2人はカメラマンに煽られつつ、
手を繋ぎキスをしてラブラブ感を出した。



――――最近は抵抗も無くなって、
自然にこうしている。




―――数十枚撮り、写真撮影が無事終了した。


このあとは2人の〔ハメ撮り撮影〕があるのだ。


バンワゴンに乗り込み移動する。


『はぁ〜〜〜…
インタビューって疲れるんすね……』
翔汰は後部座席でポカリスエットを一口飲んだ｡

『気ぃ張るからだろ？
慣れてくるよ、そのうち。拓矢は疲れてないだろ？』

『全然』
しれっと涼しい顔で言う拓矢。


『………お前多少は疲れやがれ………
あ！甲斐さん、こないだハメ撮りのとき拓矢が背中に歯形つけたんすよ？
ガブッて噛みやがったの』