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イカせ屋稼業
第5章 そのご
『ん………!!』
掴まれた首が痛い。


手で体を押し返したが、
拓矢はビクともせず舌を捩じ込んできた。



カラダが熱くなる。


拓矢の舌が翔汰の歯茎をなぞって背筋に悪寒に似た快感が走った。


『はあっ…………』


拓矢が唇を離した。


『何すんだよ!
いきなり』


翔汰は、はーはーと息を吐く。

『エンジンアイドリングしただけ。
今からハメ撮りだから、
気持ちONになっただろ?』

『ONつーか……』


(かなり。
股間反応してるし。)


『あ、
反応してる(笑)』

『うっさい!笑うなー。
拓矢もだろうが』

『まぁ…な』

ガチャリ。

ドアが開く音がしてそちらを見ると………

『ハァーイ!
ア〜ロハ〜♪♪♪
お久しぶりブリリアント〜』


『げっ…』

敏腕スタッフってこのオカマか。
現地の観光案内人のような麦わら帽子に、再びアロハシャツ。ハイビスカスの首輪をしている。レモンイエローのハーフパンツにビーチサンダルの格好で、
カメラ機材を担いで〔イージー・サトウ〕が現れた………



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