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イカせ屋稼業
第5章 そのご
――――翌朝9時。
ピンポーン…
『あ、拓矢ホントに来やがったな(笑)』
翔汰はベランダに布団を欲していた。
最近の多忙で部屋は散らかっていたし、
洗濯物も溜まってたので纏めて洗濯機回し中である。
『はーい。
ホントに来るとは(笑)』
『教えてくれるっつったじゃん』
拓矢は金髪を下ろし、
珍しくキャスケットを目深に被っている。
眠そうに欠伸をしながら翔汰のワンルームに入ってきた。
翔汰の自宅マンション――事務所が保有している寮だ――は床がフローリング。
『はい、
帽子脱いで!
この青色が床用雑巾ね。
隅っこに埃が溜まりやすいから、
丁寧に拭くこと』
『………え〜〜〜。
ガチですんの……
遊ぼうと思ったのに』
『ごちゃごちゃ言わない!拓矢、
雑巾掛けくらいは一度はしてみよー♪』
拓矢は眠気が強いのか、
少しぼへーっとしていた。キャスケットを脱ぐと毛束が跳ねて寝癖がヒドイ。
(ぷっ……
ニワトリの鶏冠(とさか)みてぇ。寝癖隠しだったわけね…)
翔汰は笑ってしまった。
ピンポーン…
『あ、拓矢ホントに来やがったな(笑)』
翔汰はベランダに布団を欲していた。
最近の多忙で部屋は散らかっていたし、
洗濯物も溜まってたので纏めて洗濯機回し中である。
『はーい。
ホントに来るとは(笑)』
『教えてくれるっつったじゃん』
拓矢は金髪を下ろし、
珍しくキャスケットを目深に被っている。
眠そうに欠伸をしながら翔汰のワンルームに入ってきた。
翔汰の自宅マンション――事務所が保有している寮だ――は床がフローリング。
『はい、
帽子脱いで!
この青色が床用雑巾ね。
隅っこに埃が溜まりやすいから、
丁寧に拭くこと』
『………え〜〜〜。
ガチですんの……
遊ぼうと思ったのに』
『ごちゃごちゃ言わない!拓矢、
雑巾掛けくらいは一度はしてみよー♪』
拓矢は眠気が強いのか、
少しぼへーっとしていた。キャスケットを脱ぐと毛束が跳ねて寝癖がヒドイ。
(ぷっ……
ニワトリの鶏冠(とさか)みてぇ。寝癖隠しだったわけね…)
翔汰は笑ってしまった。