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イカせ屋稼業
第5章 そのご
ミサコ(例のお騒がせ母親)もあまり家事が得意じゃないため、
妹・彩夏の弁当作り、
体操服のアイロン掛けなど翔汰がやっていたのだ。
高校生の時には目立つ容姿に成績は優秀なうえ、
悪友から家事上手が広まり不本意ながら校内広報の「結婚したいランク男子1位」
を常に獲得していた。
『ま、
成績は片親だったから頑張っただけなんだけどね…』
独り言を溢すと、『翔汰』いきなり顔の横に拓矢の顔がにゅっと現れた。
『うお、びっくりした…
終わった?』
『一応がんばってみた』
翔汰がフローリングをチェックする。
『うん。
こんな感じでオッケー♪
洗濯物干したことは…
ないよな』
さも当然と拓矢は頷く。
『ハウスキーパーがクリーニングに出してたみたいだから、
ベランダに干してはためいてる洗濯物も同級生宅で初めて見た。
〔ドラマみたいだな〜〕って思った記憶が…』
『あー分かった分かった。
一緒に干すぞ。
てかお前んちが〔ドラマみたい〕だよ…逆だろ逆』
妹・彩夏の弁当作り、
体操服のアイロン掛けなど翔汰がやっていたのだ。
高校生の時には目立つ容姿に成績は優秀なうえ、
悪友から家事上手が広まり不本意ながら校内広報の「結婚したいランク男子1位」
を常に獲得していた。
『ま、
成績は片親だったから頑張っただけなんだけどね…』
独り言を溢すと、『翔汰』いきなり顔の横に拓矢の顔がにゅっと現れた。
『うお、びっくりした…
終わった?』
『一応がんばってみた』
翔汰がフローリングをチェックする。
『うん。
こんな感じでオッケー♪
洗濯物干したことは…
ないよな』
さも当然と拓矢は頷く。
『ハウスキーパーがクリーニングに出してたみたいだから、
ベランダに干してはためいてる洗濯物も同級生宅で初めて見た。
〔ドラマみたいだな〜〕って思った記憶が…』
『あー分かった分かった。
一緒に干すぞ。
てかお前んちが〔ドラマみたい〕だよ…逆だろ逆』