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イカせ屋稼業
第5章 そのご
しばらく泣き続けたすずは、
しゃくりあげて『ご、
ごめんなさ……っ』と翔汰に謝る。
『なんで謝るの』
『……だって、
ムードが…………』
『そんなの良いよ(苦笑)
それに……
泣いてくれてちょっと嬉しい』
『へ?』
すずはグスッと啜りあげる。
『……初撮影のときのすずちゃんのワガママ。
お菓子を渡した時の表情の変化。
………不謹慎かなぁ。
自分に見せてくれる顔が変わっていくから、
嬉しくなってきた。
感情を出してくれるのは、少なからず安心してくれてるんでしょ?』
すずは俯き、
こくんと頷く。
『………翔くんは、他の人と違う………
上手く言えないけれど、変に怖くない。男の人の暴力的な感じがしないの…
どんな男の人にも、
何となく暴力的な威圧感を感じてた』
しゃくりあげて『ご、
ごめんなさ……っ』と翔汰に謝る。
『なんで謝るの』
『……だって、
ムードが…………』
『そんなの良いよ(苦笑)
それに……
泣いてくれてちょっと嬉しい』
『へ?』
すずはグスッと啜りあげる。
『……初撮影のときのすずちゃんのワガママ。
お菓子を渡した時の表情の変化。
………不謹慎かなぁ。
自分に見せてくれる顔が変わっていくから、
嬉しくなってきた。
感情を出してくれるのは、少なからず安心してくれてるんでしょ?』
すずは俯き、
こくんと頷く。
『………翔くんは、他の人と違う………
上手く言えないけれど、変に怖くない。男の人の暴力的な感じがしないの…
どんな男の人にも、
何となく暴力的な威圧感を感じてた』