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イカせ屋稼業
第5章 そのご
『拓矢。
一緒に住めば良いってどういうこと?』
百合絵が拓矢を睨む。
『俺が翔汰と暮らす。
〔ゲイカップル〕に信憑性が強くなるうえ、
坂城すずが出入りしたとしても誤魔化せますよ。もっと言えば坂城すずじゃなくても誤魔化せる。
色々好都合だと思いますが』
『えっ……
嫌だよ!お前と同居なんか』翔汰は露骨に嫌がる。
百合絵社長は、
『うーーーん。
良いわねそれ……』
と表情を変えた。
『へっ?
しゃ、社長何考えてんすか…』
『翔汰。
あんた未だ甘いわよ。
スキャンダルは命取りなの。
セクシー俳優だから彼女がいてもOKだと思う?
……逆なのよ。
セクシー俳優だからこそ、特定の恋人の存在は困るの』
百合絵社長は諭すように話す。
はあーっとため息を吐いた。
『それに、坂城すずの事務所、〔シニヨン〕は大きすぎるのよ……』
と目を伏せる。
一緒に住めば良いってどういうこと?』
百合絵が拓矢を睨む。
『俺が翔汰と暮らす。
〔ゲイカップル〕に信憑性が強くなるうえ、
坂城すずが出入りしたとしても誤魔化せますよ。もっと言えば坂城すずじゃなくても誤魔化せる。
色々好都合だと思いますが』
『えっ……
嫌だよ!お前と同居なんか』翔汰は露骨に嫌がる。
百合絵社長は、
『うーーーん。
良いわねそれ……』
と表情を変えた。
『へっ?
しゃ、社長何考えてんすか…』
『翔汰。
あんた未だ甘いわよ。
スキャンダルは命取りなの。
セクシー俳優だから彼女がいてもOKだと思う?
……逆なのよ。
セクシー俳優だからこそ、特定の恋人の存在は困るの』
百合絵社長は諭すように話す。
はあーっとため息を吐いた。
『それに、坂城すずの事務所、〔シニヨン〕は大きすぎるのよ……』
と目を伏せる。