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イカせ屋稼業
第6章 そのろく
拓矢は不敵にククッと笑い、
『社長に言ったまんまだよ。
見張り役。』
と言う。



『見張ってねーじゃん…………
どっちかって言うと俺が世話してるだけじゃん』



『バレたか…。
良いじゃないか、
これからaiji売れるかもよ?
同居してたらかなり信憑性高いだろう』


『まーな。
売れなきゃ実家に送金できないしね。
あ、そろそろ降りるぞ。
甲斐さん来ちゃう』



エレベーターで降りて1階の共同スペースを抜け、
玄関前に出るとちょうどバンワゴンが入って来た。


「『おはよーございまーす』」


『おはよう〜。
さー今日も撮影頑張れよ〜。
2人での生活はどうだ?』

甲斐さんは車を迂回させて車道に合流した。

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