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イカせ屋稼業
第7章 そのなな
拓矢は唇をひたすら押し当てる。


(…………息が…できない……)


苦しくなった翔汰は、
思いっきり拓矢の髪を引っ張った。


『いだっ』


唇が退いた。



『ぶはっ!!
………はー、はー、はー、何すんだよ!
窒息するだろーがっ』


上体を起こした翔汰の頬を拓矢はつねった。

ギューッと力を込めて。

『いだだだだ!
いだいっ(痛いっ)!
何すんの!
痛ぇ………』
痛みで涙が滲むと拓矢は手を離す。



『…………モチベーション上がらないか?』


『上がるか!
痛いだけだ』


途端に拓矢は静になり俯く。


『……………どうした?
拓矢?
………あ。何、もしかして辞めるとなると「俺はどうなるの」的な?』閃いて訊くと、

拓矢は黙ったまま頬を染める……………


―――何だ、寂しかったのか……?
『………ぷっ………
くくく………図星か…………くくっ………しょ、小学生みてぇ(笑)
じゃあそう言えよ』


『うるさい……
お前の中途半端さに腹が立っただけだ』
カァ〜〜〜ッと真っ赤になって否定している。
『シャワー浴びてくる』
立ち上がりバスルームに向かう。


『………おい!
拓矢。
俺がいなきゃ無理?』
翔汰は拓矢の背中に尋ねた。

拓矢は無言で背を向けたまま静止している。


『………1人じゃダメか?』
翔汰は確認するように二度尋ねた。



拓矢が、
僅かに頷く。


『――――わかった!
ずっと一緒にやってくよ。約束する』

翔汰がはっきりそう言うと、
拓矢はバスルームに消えていった…………………



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