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イカせ屋稼業
第8章 そのはち
『あ、あれは?
冷麺にすっか』
翔汰が中華料理店を指す。
『………冷麺………
って何?』
と拓矢。
翔汰は呆れて右側に立つ拓矢を見る。
『………お前………
そこまで突き抜けてんのか…………。
そのまんま冷たい麺だよ、入るぞ』
手を引いてカラカラとガラス障子の入り口を開いた。
深夜とあって、
客が少ない。
奥の4人がけテーブルにサラリーマンらしきワイシャツ姿の男性が1人。
カウンター席に並んで座る。
――――翔汰はつけ麺を2り分オーダーした。
『へえ………
何コレ……
蕎麦みたいに付けて食べるのか』
辛い肉味噌の付けタレ。
刻み白葱・胡麻が沢山入っている。
『すみません、
生ふたつ』
翔汰はビールもオーダーした。
『………泡のってるんだな…………』
ビールジョッキを持ち呟く拓矢。
翔汰は左手で頬杖をついて、
生ビールを喉に流し込んだ。
『拓矢、
ほんっと面白いな。
俺にはお前が一番のカルチャーショックだわ…』
『いいじゃん、
知らなくても生きてられるから』
『まぁそりゃそうだね』
『甲斐さん、
疲れてたね?』
『ん?
あ、そうだな。
俺らももう少し動かないとね…
おじさんレモンサワーもお願い』
翔汰がオーダーをした瞬間、
ポケットのスマホがバイブした。
『ん?
―――もしもし?彩夏ぁ?』
妹からだ。
冷麺にすっか』
翔汰が中華料理店を指す。
『………冷麺………
って何?』
と拓矢。
翔汰は呆れて右側に立つ拓矢を見る。
『………お前………
そこまで突き抜けてんのか…………。
そのまんま冷たい麺だよ、入るぞ』
手を引いてカラカラとガラス障子の入り口を開いた。
深夜とあって、
客が少ない。
奥の4人がけテーブルにサラリーマンらしきワイシャツ姿の男性が1人。
カウンター席に並んで座る。
――――翔汰はつけ麺を2り分オーダーした。
『へえ………
何コレ……
蕎麦みたいに付けて食べるのか』
辛い肉味噌の付けタレ。
刻み白葱・胡麻が沢山入っている。
『すみません、
生ふたつ』
翔汰はビールもオーダーした。
『………泡のってるんだな…………』
ビールジョッキを持ち呟く拓矢。
翔汰は左手で頬杖をついて、
生ビールを喉に流し込んだ。
『拓矢、
ほんっと面白いな。
俺にはお前が一番のカルチャーショックだわ…』
『いいじゃん、
知らなくても生きてられるから』
『まぁそりゃそうだね』
『甲斐さん、
疲れてたね?』
『ん?
あ、そうだな。
俺らももう少し動かないとね…
おじさんレモンサワーもお願い』
翔汰がオーダーをした瞬間、
ポケットのスマホがバイブした。
『ん?
―――もしもし?彩夏ぁ?』
妹からだ。