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第8章 そのはち

（そうなの？
もう混ざってるけどね…）

翔汰は首を回して拓矢を見詰めた。

唇が重なる。


（甲斐さんが居るよ…）翔汰が注意するが、
拓矢の舌が止まらない。


だんだんディープになってきた。


翔汰も熱がこもったようにアツくなる。


立ち上がり、
拓矢と向かい合って抱き合う。


唇を合わせ、
舌を絡めて。


チュク……


イヤらしい音が室内に響く。

甲斐が寝ている隣スペースだからヒヤヒヤする。


けど。

こんな風に素直にアプローチをしてくる拓矢を愛しく感じた。


（……拓矢。たくや…）
首筋に舌を這わせ、
Tシャツを脱がせた。