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イカせ屋稼業
第8章 そのはち
―――――――――


『おっかえりなさぁ〜〜〜〜〜い♪♪♪
よくやったわね、
先ず先ずの出来だわ〜』



翌日東京の事務所〔ミントリア〕に戻ると百合絵社長が扇子(金箔があしらってあった)
で顔を扇ぎながら高笑いした。


『先ず先ずっすか……』
翔汰が言うと、

『先ず先ずだわ!
売れ残りDVDが48枚あるからねぇ。
まぁよくやったわよ〜。
途中で音を上げて中止しちゃうかと思ったのにぃ』



『それだけは無いっすよ、社長〜。
楽しかったし。
な、拓矢?』

隣で拓矢が頷く。



すると………
『しゃしゃしゃしゃ社長さま、
デザイン画もも持ってきましたっ』
扉が開いてYoo!ちゃんがヨロヨロと入ってくる。



真夏でも変わらずミノムシスタイルだ。



『あらー、あんた仕事だけは早いわねぇ。
見せてごらん?』

社長がYoo!ちゃんからデザイン画を奪い取った。



『もしかして次の?』
翔汰が訊くと、
社長はあっさり『違うわよ。
他のタレントのよ〜。
あんたたちので思いがけず売れたんだものぉ、他の女優にもプロデュースさせようと思って♪』



翔汰が少しガッカリしていると………


『Yoo!さんお土産。
これワンちゃんに。これは猫ちゃん、この粒はインコさんに……』
拓矢がごそごそと袋から包みを出している。


Yoo!ちゃんは『えええっ、いっ良いんですかぁ?!』と感激している。


『拓矢お前いつ買ったの、そういうの…。
ドラえもんみたいに出てくるよなぁ』
翔汰は感嘆する。



『ほらほら!
Yoo!はアトリエに戻ってこれを作製しなさーい。
あ、あんたたちふたりには〔ご褒美〕あげるわ♪』


『え、まじすか〜♪』

(Yoo!ちゃんは袋を抱くように持って帰っていった)


『ふふふふ………
驚くわよぉ?
あんたたち何だかんだでかなり売り上げたからねぇ、今まで』


百合絵社長の瞳―――つけまがバサバサはばたいた―――
がキラーンと妖しく光った………………………………………………




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