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イカせ屋稼業
第9章 そのきゅー
『………見て、
拓。月明かり』


『カーテン開けっぱでいいね』


シンと静まり返った空間。


引っ越してから、
この家にまだ慣れない。


どちらからともなくベッドの中で手を繋いだ。


出窓から満月が見える。


『拓、変身しなよ。
オオカミとかに』


『変身したら食べちゃうよ?翔を』


『いーよ(笑)
あ、彩夏が血相変えて探すかもな』


『兄ちゃんがいなくなったー、つって?』

『そう』


『………彩夏姫、
俺が翔と本当にこういう関係なんだって知ったら卒倒するね…』

『かもな』


『………それでも、
ずーっと一緒に………
居たい、かなぁ……』
拓矢は小さな声で気持ちを伝えた。

〔絶対〕って確証はないから言葉尻が詰まって濁る。



翔汰は答えない。

拓矢が翔汰の顔を見ると、翔汰は口を浅く開いてスースー寝入っていた。


『………寝ちゃってたかぁ……』
―――この顔が、
ずっと隣に居たらいいのに。

(………俺じゃないみたいだ……
こんなに一緒に居たいと願うなんて)



拓矢はじっと翔汰の寝顔を見つめたあと、
目を閉じて眠りについた………………………………………………



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