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イカせ屋稼業
第10章 〜番外編〜
「―――あ。
たっく、聞いたぞ?
また女子食ったんだって?」
緋路が声を潜めて話す。
「えー?
たっくまたぁ?
ずり〜〜〜〜〜!!
俺彼女しかいないのにー」裕希が悔しげに両手をグーにする。
「いいじゃん、別に。
あっちから言ってきたんだから」
「で、菊間亜美【きくまあみ】が躍起になってんだってな?
………そんだけヤってたら飽きない?」
緋路が呆れた顔をした。
白い、小さな顔。
二重瞼の瞳がぱっちり開いている。
「誰から聞いたわけ?」
拓矢は席に座ると1限目の参考書を机上に置いた。
「凪【なぎ】だよ。
泣いてる子がいるから、
あんまり遊ばないでって拓矢センパイに伝えとけってさ。
―――あ、やべ、現国の矢野だ」
おーい、授業始めるぞー、と男性教師が声を掛ける。
クラスメイトたちが慌てて自分の席に着き、
ガタガタと椅子の音が教室じゅうに響き渡る。
(―――浅間凪【あさまなぎ】かぁ…)
凪は緋路の彼女だ。
凪は1個下の1年。
緋路の好みドストライクなのがよくわかる。
黒髪ショートで小柄。
痩せていて、
小さくて可愛らしい。
拓矢は凪のプリーツスカートが出た膝小僧を思い出した。
シャーペンをくるくる廻す。
正直、期末の成績がどうだろうとエスカレーター式に大学に行くのだから意味はない。
ここのところsexばかりしている。
女子から誘ってくるから、拒まないだけだ。
面倒なことにならないようにゴムだけは必ずつける。
それでも『遊ばれた、ひどい』と泣いて言ってくる子がいる。
――――バカじゃないんだろーか。
俺たちは高校生で、
親の元でしか生活できないのに惚れただの付き合うだのそんなものは〔期間限定〕に決まってる。
たっく、聞いたぞ?
また女子食ったんだって?」
緋路が声を潜めて話す。
「えー?
たっくまたぁ?
ずり〜〜〜〜〜!!
俺彼女しかいないのにー」裕希が悔しげに両手をグーにする。
「いいじゃん、別に。
あっちから言ってきたんだから」
「で、菊間亜美【きくまあみ】が躍起になってんだってな?
………そんだけヤってたら飽きない?」
緋路が呆れた顔をした。
白い、小さな顔。
二重瞼の瞳がぱっちり開いている。
「誰から聞いたわけ?」
拓矢は席に座ると1限目の参考書を机上に置いた。
「凪【なぎ】だよ。
泣いてる子がいるから、
あんまり遊ばないでって拓矢センパイに伝えとけってさ。
―――あ、やべ、現国の矢野だ」
おーい、授業始めるぞー、と男性教師が声を掛ける。
クラスメイトたちが慌てて自分の席に着き、
ガタガタと椅子の音が教室じゅうに響き渡る。
(―――浅間凪【あさまなぎ】かぁ…)
凪は緋路の彼女だ。
凪は1個下の1年。
緋路の好みドストライクなのがよくわかる。
黒髪ショートで小柄。
痩せていて、
小さくて可愛らしい。
拓矢は凪のプリーツスカートが出た膝小僧を思い出した。
シャーペンをくるくる廻す。
正直、期末の成績がどうだろうとエスカレーター式に大学に行くのだから意味はない。
ここのところsexばかりしている。
女子から誘ってくるから、拒まないだけだ。
面倒なことにならないようにゴムだけは必ずつける。
それでも『遊ばれた、ひどい』と泣いて言ってくる子がいる。
――――バカじゃないんだろーか。
俺たちは高校生で、
親の元でしか生活できないのに惚れただの付き合うだのそんなものは〔期間限定〕に決まってる。