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イカせ屋稼業
第11章 そのじゅう
あんたたち撮影ちゃんとすんのよっ!
と社長に追い立てられて、

ふたりは甲斐と共にエレベーターに乗り込んだ。。
下降する箱。

『――あ。
そうだ………
言っといたほうがいいよな……』
翔汰の呟きに、
甲斐が『何だ?』と問う。

『KANAMEって男優から言われました。
〔お前と拓矢を潰す〕って』



『えっ?
翔が口説かれたんじゃなかったの?』
拓矢は目が点になる。


翔汰はこの際甲斐にもはっきり話しておこうと、
いきさつを説明した。



『………冗談とも本気とも取れるな。
KANAMEの事務所は、
タレントが少人数の言わば弱小事務所だ。因みに〔nine〕って事務所名だ。
ウチの稼ぎ頭を潰そうと企てても不思議はない』
甲斐が腕を組む。

(nine………待てよ……)甲斐は〔ある出来事〕を思い出す。

―――アダルト業界、
女優さんとは他事務所でも〔お互いさま〕が成立するが………
男優同士は足の引っ張り合いになる。特に他事務所とは対立してしまう。



『俺も宣戦布告されてるんだな?』
拓矢が真剣な声になる。


『本気なら、そういうことになるね。
アイツ……暴力的で嫌なやつだよ』
威圧感も話し方も思い出すと忌々しい。

翔汰は気をつけようと思った。














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