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イカせ屋稼業
第11章 そのじゅう
佐嘉原了。
あどけない少年から、
厳つく嫌味ったらしいガテン系男になるまで何があったのか???
『_____何があったとしても、
無断で素人女性を脅してAVデビューさせていい理由にならない』
翔汰はそう呟いた。
4人はファミリーレストランを出た。
『アヤメちゃん。
アパートって言ってたよね?
戻らないほうが身の安全保てるよ』
甲斐が言う。
アヤメは、
泣き腫らした顔を暗く翳す。
『でも……………
行く場所なんてないし………』
『……………そうだよな。KANAMEが何するか分かんないしな…………』
翔汰も頷く。
『で、でも…………
引っ越し費用もなくって。
私、学費もバイトで補ってて…………』
アヤメが迷子のように心細げな表情になる。
『ウチくる?
部屋作れば何と…………ふが!』
『甲斐さん、
百合絵社長に部屋用意してもらえませんかね?
彼女も安心できる場所に居たほうがいいっすよ』
拓矢が提案しかけた翔汰の口を塞いだ。
甲斐が『百合絵社長のとこなら、
別宅もあるし……
よし、アヤメちゃん。何日かは避難してようか?
もちろん君がいいなら、だけど』
とスマホを取り出しコールする。
アヤメは『お願いしていいですか?
1人で部屋にいたら怖い…………』
と甲斐を見つめる。
あどけない少年から、
厳つく嫌味ったらしいガテン系男になるまで何があったのか???
『_____何があったとしても、
無断で素人女性を脅してAVデビューさせていい理由にならない』
翔汰はそう呟いた。
4人はファミリーレストランを出た。
『アヤメちゃん。
アパートって言ってたよね?
戻らないほうが身の安全保てるよ』
甲斐が言う。
アヤメは、
泣き腫らした顔を暗く翳す。
『でも……………
行く場所なんてないし………』
『……………そうだよな。KANAMEが何するか分かんないしな…………』
翔汰も頷く。
『で、でも…………
引っ越し費用もなくって。
私、学費もバイトで補ってて…………』
アヤメが迷子のように心細げな表情になる。
『ウチくる?
部屋作れば何と…………ふが!』
『甲斐さん、
百合絵社長に部屋用意してもらえませんかね?
彼女も安心できる場所に居たほうがいいっすよ』
拓矢が提案しかけた翔汰の口を塞いだ。
甲斐が『百合絵社長のとこなら、
別宅もあるし……
よし、アヤメちゃん。何日かは避難してようか?
もちろん君がいいなら、だけど』
とスマホを取り出しコールする。
アヤメは『お願いしていいですか?
1人で部屋にいたら怖い…………』
と甲斐を見つめる。