この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イカせ屋稼業
第12章 そのじゅーいち
______頭では分かってる。
この洋館に琴湖を匿おうとした翔汰に、
〔ふたりの空間〕を守ろうと「百合絵社長のとこならあるかも」と発言した拓矢の意図も。。
だけど……………
『ムカつく…………
何でKANAMEなんかに!』
ぶちぶち怒る翔汰に、
拓矢は『だって……………
ああしたら、翔の気持ちが理解できると思ったから』と急に真剣な口調ではっきり話す。
『俺の気持ち………………?』
『うん。
あの嫌な男に、不本意にキスされたらどれだけ嫌悪感が湧くのかなって。
まぁ俺のは自分からしたから、
翔はイヤな気持ちだろうけど。
翔の気持ちに寄り添いたかったの!
同じ感覚になれば、
ヤキモチも消えるかなと思った』
『……………………そっか。
んで、どうだったわけ?』
『………………………気持ち悪くて吐き気がした。
息止めてたけど、全身に不快感が走った……
あ、翔はこんな感覚だったんだってやっと分かった。
翔とのキスでしか、
甘さ感じないもんだね』
拓矢は翔汰を見つめる。
『すっごく理解できた。
どれだけ嫌な感覚か。
ゴメンって思う』拓矢が頭を下げる。
『ヤキモチ、
まだ妬いてたんだ?
……………なんだ………………』
拓矢は上目遣いに翔を見て、
『当たり前だ。
今でも妬いてるし、
琴湖ちゃんを此処に匿おうとしたのだって正直やだよ!』
とぶーたれる。
翔汰は噴き出した。
なんだ。
そういう事か。。
この洋館に琴湖を匿おうとした翔汰に、
〔ふたりの空間〕を守ろうと「百合絵社長のとこならあるかも」と発言した拓矢の意図も。。
だけど……………
『ムカつく…………
何でKANAMEなんかに!』
ぶちぶち怒る翔汰に、
拓矢は『だって……………
ああしたら、翔の気持ちが理解できると思ったから』と急に真剣な口調ではっきり話す。
『俺の気持ち………………?』
『うん。
あの嫌な男に、不本意にキスされたらどれだけ嫌悪感が湧くのかなって。
まぁ俺のは自分からしたから、
翔はイヤな気持ちだろうけど。
翔の気持ちに寄り添いたかったの!
同じ感覚になれば、
ヤキモチも消えるかなと思った』
『……………………そっか。
んで、どうだったわけ?』
『………………………気持ち悪くて吐き気がした。
息止めてたけど、全身に不快感が走った……
あ、翔はこんな感覚だったんだってやっと分かった。
翔とのキスでしか、
甘さ感じないもんだね』
拓矢は翔汰を見つめる。
『すっごく理解できた。
どれだけ嫌な感覚か。
ゴメンって思う』拓矢が頭を下げる。
『ヤキモチ、
まだ妬いてたんだ?
……………なんだ………………』
拓矢は上目遣いに翔を見て、
『当たり前だ。
今でも妬いてるし、
琴湖ちゃんを此処に匿おうとしたのだって正直やだよ!』
とぶーたれる。
翔汰は噴き出した。
なんだ。
そういう事か。。