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イカせ屋稼業
第12章 そのじゅーいち
それが、
視聴者に届けばいい。



俺たちは、
こんなに愛し合っている。



互いの代わりは、
いない。




翔汰の目に涙が滲む。
悔恨と嬉しさと快感がない交ぜになって。


拓矢が怒って嬉しいなんて、
どうかしてるよ。
だけど、本心だから仕方ない。




いつだって俺も不安なんだ。どんなに体を絡ませても。どんなに毎日同じ空間にいても。
だって拓矢の魅力をいちばん知り尽くしてるんだから。
こんな面白くて良いヤツ、
誰かがかっさらってしまってもおかしくない。




『んんっ、あっ!ああっ…………』
床に片頬を着け、
背中に走る快感を受け止める。


拓矢はこれでもかと強く腰を振る。ぶつかるたび、ヌチャリと音がする。
ローションで滑りながら、
拓矢の肉棒がナカを駆け抜ける。

熱く迸(ほとばし)る。




拓矢が翔汰の背中に被さるように体を曲げた。

ぎゅっと抱き締める。



(………………翔汰、
すきだ…………)




小声が聞こえたあと、
アナルで白濁液が飛び散った。




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