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イカせ屋稼業
第13章 ~番外編~free Sky~
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『うそ!
セクシー男優って………』
有里があんぐり口を開けた。
『ハードな職業だなぁ』
放課後、教室で駄弁っている。
夏休み中の補習終わり。
窓からセミの声がした。

ママの失踪から半月近く過ぎた。

兄ちゃんから連絡が入った。

〔お前の学費と俺の生活費、
そっちで稼ぐ。
迷惑かけるかも知れないけど〕



「ふぅ~~ん。
あたしがフーゾクしなきゃと思った」
そう兄ちゃんに返すと、
「このバカ!お前は学校だけ行ってろ」と怒られた。



クールなフリしてるけど、
ママの失踪は結構きつい。


『うん。
兄ちゃん大丈夫かなぁ?』

『あんたの兄ちゃんカッコいいもんね』

『え、有里って兄ちゃん狙い?』

『違うわ!(笑)一般論だよ』

『あ~、もうぐちゃぐちゃだよー。
あたしもバイトしなくちゃだなぁ』

夏休み中だけでもバイトしようかな。
なんか割のいいやつ。

最近考える。


『サヤちゃん』
___男子の声がしてあたしは教室の入り口を見た。
背の高い、細い男子がいる。うちの制服じゃない、グレーのシャツ。


『………えっ、岬くん?!
なんでいるのぉー?』一気にテンションがUpした。
『仲間がこの学校にいるんだ、言ってなかったね』

あたしはガタンと立ち上がる。

『そうだ、あたし用事あったんだ♪♪忘れてたぁ~。
彩夏、悪いけど先帰るね』

有里が明らかに〔優しいウソ〕をついた。いそいそと教室を出て行く。

あたしは「ありがと!」と目配せをする。



『サヤちゃん、話があるんだ』

『___え?話?』
真剣な岬くんの声。『ちょっと裏庭に来てほしい。ここじゃ話し辛い』
あたしはついてく。
心臓がバクバクしてる。

何だろう?
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