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イカせ屋稼業
第15章 そのじゅーさん~未来へ~
ハセというマネージャーはまたコロリと表情を変えた。

『あらぁ、そうなの……………?
まあ使わせてもらうけどね。
今後キャンセルなんて無しにしてくださいよっ』



___もちろん甲斐・翔汰も手ぶらの訳がなく、
菓子折を下げて来たのだが。




た…………拓矢すげ~~~。


愛名みるくは「本当にありがとう!!!最高に嬉しい!!」と満面の笑みで手を振る。


ハセというマネージャーもニコニコ笑って3人を見送った。













事務所を出てバンに乗る。


『拓矢さぁ、
今朝一睡もしてないじゃん?
いつどうやってリサーチしてgetしたわけ?』クマがある翔汰はジトーッと拓矢を睨む。


『ひみつ♪』
鼻歌でも出そうな拓矢。




『まぁいいや、助かったよ拓矢!
さー次の謝罪頑張ろう』

甲斐は慌ただしくバンを運転する。





『お前さぁ……………。
しかも何でこんな肌艶良いんだよっ』
翔汰は拓矢の右頬を引っ張る。

『いひゃい(痛い)』

翔汰はちょっとヤキモチを妬いたのだ。





丸く収めるためとは言え、
俺に隠れて女優&マネージャーへプレゼントを用意。


ム~~~っとする。




『いーひゃん、
これはらずっほいっひょなんらひ』

拓矢が呟くと、
翔汰は頬がカァッと熱くなって手を離した。




〔いーじゃん、これからずっと一緒なんだし〕


改めて言葉にされたら。


しかも不意に。



ドキドキする。






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