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イカせ屋稼業
第15章 そのじゅーさん~未来へ~
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『カイロからアルジェリア、
モロッコ経由でスペイン廻ろうかと思ってるの』


鴫ハルコは意気揚々と計画書を指差す。




鴫も寝ていないはず。

が、
新進気鋭のカメラマンは自分の作品に夢中だとイキイキするようで、
肌がツヤツヤ光っている。




『アフリカ大陸の北部ですね?』
翔汰は首を捻る。



大学時代に東南アジアにはバックパッカーで旅をしたことがある。

けど、
アフリカ大陸と言われたら想像がつかない。



それに……………………

『あの………鴫さん。

お言葉ですが、
治安がかなり悪い状態ですよ?』
甲斐が苦言を呈した。



翔汰も思ったから、
頷く。



中東~アフリカ大陸北東部はテロ集団の本拠地がある。



生きて帰れるのだろうか?



『護衛つける?』
座っていただけ(と、甲斐&翔汰は思ってた)の拓矢が口を開く。




『護衛?
確かに治安の悪さは懸念の一つなんですが…………

おふたりの中にある〔野性感〕を引き出すにはあの辺りが一番なのよ~~~…………』

鴫も頭を抱える。






一ヶ月、
旅といっていい撮影に同行するのはこの4人だけ。



甲斐は『俺、日本すら出たことないぞ』と溢す始末。




『うちの護衛部隊なんだけど。

居ないより遥かにマシだよ?

元陸上自衛官が5人いるし』




『えっ、拓矢くんそれマジな話??』
鴫が目を見開く。




拓矢はコクリと頷く。

『うちというか自宅にいる。
いつもは民間の警備会社で働いてるけど、
呼べば来るよ。民間の警備会社もうちの親が作った会社だから、
遠慮もないし。

それに……………
鴫さん、〔最高の作品〕撮りたいでしょ?』






『うん、もちろん。』



『命の危険を考えながら、
〔最高の作品〕作れないよ?』





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