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イカせ屋稼業
第15章 そのじゅーさん~未来へ~
『堪んない、
もう我慢ムリ……………』

はぁはぁと翔汰が言うと、
『俺も………………早く繋がりたい』
拓矢はざっと泡を流した。




タオルで体の水滴を拭くのももどかしく、
和室に転がり込む。



拓矢が翔汰をうつ伏せにし、
両脚を開き背後から入れた。



『ぐっ……………ああああ!

入ってくるぅっ…………たく……』



拓矢は翔汰の肩や首に舌を這わせつつ甘噛みする。


メリメリと軋むようにして入ってきた拓矢の根は、
翔汰のアナルを奥まで貫いた。



重なって揺れる。





筋肉がぶつかり合う。


指が布団の上で絡む。



終わりない愛を確かめ合うように、
ふたりはくたくたになるまで交わった……………………………………………………………………………………



















翌朝、
早めにチェックアウトしたふたり。


『まさか持ってきてたとは………』
駅に向かうタクシー内で、
拓矢はボストンバッグを指先で弾いた。




『効率いいだろ?
ほれ、
仕事用バッグから移動したの』

ボストンバッグの腹部分にジッパーがある。

そこにワンコストラップが付いていた。



『お。

俺は、ココ』

昨日翔汰がくれたワンコ。

拓矢のジャケットの胸ポッケから顔だけ出していた。




『あっはっは!!(笑)

目玉のおやじみたい!』



『いいでしょ、
ちょこんと顔だけ出してんの』








昨日のうちに新幹線をネット予約しておいた翔汰。




乗り込むと、
殆どがサラリーマンだ。




どうも普通席を選んでしまう節約型……………………
(親の離婚やらミサコの出奔やらで所帯じみてしまったのだ)



『へぇ、
新幹線って乗るものなんだ?』

拓矢が小声で言う。



『乗る…………………?

他に何があんだよ?』




『いや、
自家用ジェットか船しか乗ったことがなかったから。

あ、
こないだの翔汰んちに帰省すんのが初鈍行だった』






『お前って……………………』


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