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イカせ屋稼業
第15章 そのじゅーさん~未来へ~
『何だか凄いね。

言葉が全く違うじゃん?

こっちの人って髭多いし、
笑わないし』翔汰は周りを見て話す。





『だね。

無表情に見える。

早口だしなぁ』

男性は皆声が低く野太い。






「ガウッ」

『ん?』

拓矢が足元を見ると、
ボサボサの毛むくじゃらの塊がくっついていた。





『おー!

こっちにもいた!
ワンコ発見』


ヒョイと抱き上げると、
犬は拓矢の口を舐める。


茶色い毛が縮れて長く、
モップみたいだ。


小石やら草やらが毛に絡みついている。



目が真っ黒で、
短いシッポをちぎれんばかりに振っていた。





鴫はワンコと拓矢を撮る。


拓矢は笑って、
嬉しそうだ。



(光が舞う、だわね…………!)
鴫は拓矢の笑顔に見惚れ、
バシャバシャとシャッターを切ってゆく。

















こうして、
3日め・4日めと撮影が進んでいった。









_____ちょうど1週間が経った。


『時間が経つの早い!
つうか、痩せた気がする』

翔汰は昼食を摂りながらぼやいた。


撮影中は腹筋の邪魔にならないように少食にするのは場所が変われど同じ。



が、
添加物やら作り物の砂糖があまりないらしく、
もっぱらパンとサラダ、魚料理だ。

ムビさんがレストランスタッフに通訳をしてくれる。






泰たちも一緒に移動。



『肌も焼けたわよね!
いいわぁ、焼けた肌も色気たっぷり』
鴫が魚を頬張りながら茶化す。

『拓矢くんは焼けないわねー。
体質かしら?』




『たぶん。
つうか…………眠い』
欠伸をする拓矢。




『あはは笑、
疲れが出始めたかしらね?』

鴫は食べ終わるとノートパソコンを開いた。


『社長?
どうも、お世話になってます~』
パソコン画面に向かい言う。
Skypeのようだ。




『え、百合絵社長?
俺も話したい』

翔汰はパンを置き、
鴫の背後に走り込む。



「あら~、ちゃんと撮ってんのね?
焼けたかしら?翔汰」

画面越しに百合絵社長の顔が映る。








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