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秘密の恋人
第3章 始マリノ裏側
慌てて会計を済まし、タクシーを拾うべく外に出た。
大通りまで向かいながら、途中のコンビニでスポーツドリンクを買った。
乗る予定のないバス停のベンチに腰掛け、スポーツドリンクを少しずつ飲ませる。
急性のアル中などではなさそうなのが救いだった。
吐き気を催した時のために、スポーツドリンクの入っていたレジ袋は捨てず、広げたままにしておいた。
タクシーに乗せるにしても彼女がどこに住んでいるのかも知らない。
「及川さん、タクシーで送るから、住所、言える?それか免許証か何か、住所の分かるものがあれば出して?」
「・・・・」
気を失っているわけではないものの、とろんとした目でぼんやりとこちらを見たまま、返答がない。
酔いがさめるまで付き合ってもいいが外では寒すぎて風邪をひく。
困って肩を揺さぶり再び声をかけた。
大通りまで向かいながら、途中のコンビニでスポーツドリンクを買った。
乗る予定のないバス停のベンチに腰掛け、スポーツドリンクを少しずつ飲ませる。
急性のアル中などではなさそうなのが救いだった。
吐き気を催した時のために、スポーツドリンクの入っていたレジ袋は捨てず、広げたままにしておいた。
タクシーに乗せるにしても彼女がどこに住んでいるのかも知らない。
「及川さん、タクシーで送るから、住所、言える?それか免許証か何か、住所の分かるものがあれば出して?」
「・・・・」
気を失っているわけではないものの、とろんとした目でぼんやりとこちらを見たまま、返答がない。
酔いがさめるまで付き合ってもいいが外では寒すぎて風邪をひく。
困って肩を揺さぶり再び声をかけた。