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秘密の恋人
第16章 普通ノ恋人
誰かに見られている可能性はゼロではないけど、行き会うことはなく、私たちは買い物を終えて義隆さんのマンションに戻り、夕食を食べた。

西京漬は美味しかったし、私の茶碗蒸しも義隆さんは褒めてくれた。ま、完成品のうどん出汁を使ったから失敗はしないはずなんだけど。

お風呂も入らせていただき、義隆さんのお部屋で一緒に寝る。
セックスする予定はなかったけど、身体を寄せると太腿に硬い感触があって…

「義隆さん…?」

義隆さんは照れたように笑って。

「いつもと違うシチュエーションに興奮してるみたいだね」

と言った。子供みたいだけど、実際ソコは本能の部分でもあるから…子供とかわらないんだろう。

「私は別にいいけど、義隆さんはシたい?」

「菜摘のナカで治めたいかな。」

と言って、私たちはそのまま愛し合った。
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