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秘密の恋人
第17章 紹介
ダイニングで、朝食を並べ、大人3人で食卓を囲む。
いざ紹介、と言っても、菜摘と隆行に互いを紹介した以外、何を喋っていいかわからない。黙々とパンを食べる。
大変気まずい。
沈黙を破ったのは隆行だった。
「あの…失礼を承知で敢えて聞くんですけど。菜摘さんは…おいくつなんですか…?随分お若く見えるんだけど…」
「今年…29になります」
「…て、ことは…今まだ28?え?俺と3つしか違わないの?え?ちょっと待って、こんなおっさんの何処が良いわけ?」
全くもって反論のしようがない…
目を逸らしてコーヒーを啜ることしかできなかった。
「…義隆さんは、素敵な男性よ。私も、隆行さんのお母さんになれるとは思っていないし、それは誰も望まないでしょう。だから私は1人の女として、男性である義隆さんとお付き合いしていきたいと思っています。…お父様を取られちゃお嫌かしら?」
いざ紹介、と言っても、菜摘と隆行に互いを紹介した以外、何を喋っていいかわからない。黙々とパンを食べる。
大変気まずい。
沈黙を破ったのは隆行だった。
「あの…失礼を承知で敢えて聞くんですけど。菜摘さんは…おいくつなんですか…?随分お若く見えるんだけど…」
「今年…29になります」
「…て、ことは…今まだ28?え?俺と3つしか違わないの?え?ちょっと待って、こんなおっさんの何処が良いわけ?」
全くもって反論のしようがない…
目を逸らしてコーヒーを啜ることしかできなかった。
「…義隆さんは、素敵な男性よ。私も、隆行さんのお母さんになれるとは思っていないし、それは誰も望まないでしょう。だから私は1人の女として、男性である義隆さんとお付き合いしていきたいと思っています。…お父様を取られちゃお嫌かしら?」