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秘密の恋人
第17章 紹介
「取るも何も…そりゃ父さんの人生は父さんのもんだし、好きにすりゃいいとは言ったけど、まさかこんな若いなんて思わないじゃん…」

「…その、今まで、紹介のタイミングを、逸していた、というか….な…」

ポツリ、と呟く。

「ま、そりゃそうか….てか、父さんと幾つ違うの?」

「20…」

「20?え?父さん今まだ50行ってないの?アレ、以外に若かったんだ。え?じゃ、俺って23の時に生まれたの?」

「知らなかったのか…」

「親の歳なんて気にしたことないもん。え?じゃ新卒くらいで結婚してんの?出来婚?」

「…そう、言うのかな。まぁ、そうだよ。」

「それであんな避妊に拘ってたのか…」

菜摘はキョトンとしているが、居た堪れない。

「ま、会社の50代の上司とか友達の親と比べても若く見えるとは思ってたけど…菜摘さんがいいっていうんならこんな若い彼女もう作る機会ないだろうし、第2の人生謳歌すれば?…てか2人結婚はすんの?俺が結婚とかする時に菜摘さんが母親の立ち位置ってのはちょっと厳しいモノがあるかも…」
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