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秘密の恋人
第17章 紹介
「菜摘さんとは、歳が離れているので、 私の踏ん切りがなかなかつかず…正直、結婚も、許して頂けるとは思っておりません。」
義隆さんの言葉に、お父さんがごくりと息を呑む。
両親に結婚を反対されると思われる年の差…10歳程度ならそこまで言わないだろう、ということはかなりの歳なのか?という、疑問が見て取れる。私もなんとか、フォローしようと慌てて口を挟んだ。
「義隆さんも、私も、お互い真剣に考えているから、軽はずみな事は出来ないと思って、今まで引っ張ってしまったところもあるの…」
お父さんは、やっと切り出した。
「…あの、年齢、を伺ってもいいですか?」
「…昭和42年、4月生まれの、今年49になります。」
義隆さんの年齢を聞いて、さすがにショックを受けたようで、お父さんは言葉を失った。
「あら、私の弟と同い年!」
お母さんが目を見開いて、
「菜摘が昭和62年、だから、20歳差⁉︎ あら、もっとお若いのかと思ったけど、そうよね、部長さんですものね。」
お母さんはあっけらかんと笑ったけど、お父さんは複雑な顔のままだ。
義隆さんの言葉に、お父さんがごくりと息を呑む。
両親に結婚を反対されると思われる年の差…10歳程度ならそこまで言わないだろう、ということはかなりの歳なのか?という、疑問が見て取れる。私もなんとか、フォローしようと慌てて口を挟んだ。
「義隆さんも、私も、お互い真剣に考えているから、軽はずみな事は出来ないと思って、今まで引っ張ってしまったところもあるの…」
お父さんは、やっと切り出した。
「…あの、年齢、を伺ってもいいですか?」
「…昭和42年、4月生まれの、今年49になります。」
義隆さんの年齢を聞いて、さすがにショックを受けたようで、お父さんは言葉を失った。
「あら、私の弟と同い年!」
お母さんが目を見開いて、
「菜摘が昭和62年、だから、20歳差⁉︎ あら、もっとお若いのかと思ったけど、そうよね、部長さんですものね。」
お母さんはあっけらかんと笑ったけど、お父さんは複雑な顔のままだ。