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秘密の恋人
第17章 紹介
「仰りたいことは承知しております。私にも息子がおりますし、逆の立場なら即諾は出来かねると思います。それ故に、今までぐずぐずとしてしまいましたし、何度も身を引こうと考えましたが、断ち切れませんでした。ここで、引導を渡されても致し方ないとは思っております。」
義隆さんの言葉に、お父さんが重い口調で問い質す。
「….ということは、私たちが反対したら、あなた方は別れる、ということですか?」
義隆さんはひとつ息を吐いて応えた。
「……お許しいただけないのなら…」
義隆さんの言葉に慌てたのは私だった。ここで、反対されて別れさせられるなんてあんまりよ…!
「お父さん!義隆さんは、何度も私を突き放そうとしたの!私が、義隆さんと一緒に居たかった。始まりも私から…」
義隆さんはお父さんに噛み付いた私の肩に触れて私を制した。
「お許しいただけないのなら、彼女を連れて逃げます。」
「え⁉︎」
意外な言葉に、私は義隆さんを凝視してしまう。お父さんも、お母さんも、口を半分開けたまま言葉もない。
義隆さんの言葉に、お父さんが重い口調で問い質す。
「….ということは、私たちが反対したら、あなた方は別れる、ということですか?」
義隆さんはひとつ息を吐いて応えた。
「……お許しいただけないのなら…」
義隆さんの言葉に慌てたのは私だった。ここで、反対されて別れさせられるなんてあんまりよ…!
「お父さん!義隆さんは、何度も私を突き放そうとしたの!私が、義隆さんと一緒に居たかった。始まりも私から…」
義隆さんはお父さんに噛み付いた私の肩に触れて私を制した。
「お許しいただけないのなら、彼女を連れて逃げます。」
「え⁉︎」
意外な言葉に、私は義隆さんを凝視してしまう。お父さんも、お母さんも、口を半分開けたまま言葉もない。