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秘密の恋人
第3章 始マリノ裏側
1度目は、劣情に流された結果だった。

それでも大人として、出来得る限りの責任は負うつもりでいた。
かと言って、別に法を犯しているわけでもないから、その時私に想像し得た責任は、金銭的な解決であったが…彼女が求めるなら受け入れよう、と思った。

だが、彼女はそれを望まず。

このままの関係を続けたい、と言った。

私のことを好きだという。

それは勘違いだと、ただ、傷つき、寂しい思いをした時に、偶々近くにいただけだ、そんなものは恋とは言わないと、何度も諭した。

それでも彼女は私の言葉を受け入れようしなかった。

そもそも、責任を取る、と言ったところでお互い独身の大人だ。
一夜限りの関係で終わらせたとて責められる話でもない。
寧ろ、お互いの為にも、そうしておくべきだったのかもしれない。
彼女を強く突き放すことができなかったのは、私にも幾許かの欲があったからだ。

若い彼女の身体を抱き、久々に自分も男であることを実感した。

ただ、回を重ねる毎に、彼女に惹かれていく自分がいる事だけは、認めたくなかった。

いつか、終わりが来る、先のない関係だから。

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