この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密の恋人
第20章 約束
義隆さんはクスクス笑いながら、
「貴金属に関する講義はその辺でいいよ。お前のお勧めはどれだ?」
隆行さんはニヤッと笑って、
「俺のお勧めはプラチナ。菜摘さんはハーフエタニティのダイヤで、親父はデザイン揃えて石なしとかどう?」
「そもそもハーフエタニティってのはどんなものなんだ?エタニティって永遠て意味だろ?それを半分てどういうことなんだ?」
隆行さんははぁ…と溜息を吐く。それくらいは私も知ってるけど、義隆さんは知らなかったみたい。
「講義は止めろって言っといて聞いてくるんだもんなぁ。まず、ハーフエタニティは半分永遠とかじゃない。エタニティってのが、これ。」
タブレットをタップして違う画像をだす。
ぐるっと一周ダイヤが埋め込まれたリング。
「一周隙間なしとか、少し空けても等間隔で埋め込むから、終わりがないからエタニティリングって言うんだ。で、ハーフは半周分、手の甲に当たる部分だけに石を入れる。俺はフルエタニティよりハーフのが好き。」
私も。
ぐるっと一周って…ま、高くつきそうっていうのが一番腰が引ける要因ではあるけど…
「石を埋め込んじゃうと、どうしても縁くらいでしか遊べないでしょ?幅広にするってテもあるけど、菜摘さんの手なら少し華奢な方が似合いそうだし、ミル打ちより彫刻がオススメ。」
と言って、別の画像を見せてくれた。
ミル打ち、というのは指輪の縁にギザギザというか粒々というか…が隙間なく並んだデザイン。石の上下にそれが付くことで、少し幅広になるから、リング自体にボリュームがある。
もう一つの彫刻、というのは手の甲側は石がキッチリ並んでて、下半分、掌側はウズのようなくるくるした模様が彫ってあった。
「貴金属に関する講義はその辺でいいよ。お前のお勧めはどれだ?」
隆行さんはニヤッと笑って、
「俺のお勧めはプラチナ。菜摘さんはハーフエタニティのダイヤで、親父はデザイン揃えて石なしとかどう?」
「そもそもハーフエタニティってのはどんなものなんだ?エタニティって永遠て意味だろ?それを半分てどういうことなんだ?」
隆行さんははぁ…と溜息を吐く。それくらいは私も知ってるけど、義隆さんは知らなかったみたい。
「講義は止めろって言っといて聞いてくるんだもんなぁ。まず、ハーフエタニティは半分永遠とかじゃない。エタニティってのが、これ。」
タブレットをタップして違う画像をだす。
ぐるっと一周ダイヤが埋め込まれたリング。
「一周隙間なしとか、少し空けても等間隔で埋め込むから、終わりがないからエタニティリングって言うんだ。で、ハーフは半周分、手の甲に当たる部分だけに石を入れる。俺はフルエタニティよりハーフのが好き。」
私も。
ぐるっと一周って…ま、高くつきそうっていうのが一番腰が引ける要因ではあるけど…
「石を埋め込んじゃうと、どうしても縁くらいでしか遊べないでしょ?幅広にするってテもあるけど、菜摘さんの手なら少し華奢な方が似合いそうだし、ミル打ちより彫刻がオススメ。」
と言って、別の画像を見せてくれた。
ミル打ち、というのは指輪の縁にギザギザというか粒々というか…が隙間なく並んだデザイン。石の上下にそれが付くことで、少し幅広になるから、リング自体にボリュームがある。
もう一つの彫刻、というのは手の甲側は石がキッチリ並んでて、下半分、掌側はウズのようなくるくるした模様が彫ってあった。