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秘密の恋人
第20章 約束
義隆さんはクスクス笑いながら、

「貴金属に関する講義はその辺でいいよ。お前のお勧めはどれだ?」

隆行さんはニヤッと笑って、

「俺のお勧めはプラチナ。菜摘さんはハーフエタニティのダイヤで、親父はデザイン揃えて石なしとかどう?」

「そもそもハーフエタニティってのはどんなものなんだ?エタニティって永遠て意味だろ?それを半分てどういうことなんだ?」

隆行さんははぁ…と溜息を吐く。それくらいは私も知ってるけど、義隆さんは知らなかったみたい。

「講義は止めろって言っといて聞いてくるんだもんなぁ。まず、ハーフエタニティは半分永遠とかじゃない。エタニティってのが、これ。」

タブレットをタップして違う画像をだす。

ぐるっと一周ダイヤが埋め込まれたリング。

「一周隙間なしとか、少し空けても等間隔で埋め込むから、終わりがないからエタニティリングって言うんだ。で、ハーフは半周分、手の甲に当たる部分だけに石を入れる。俺はフルエタニティよりハーフのが好き。」

私も。
ぐるっと一周って…ま、高くつきそうっていうのが一番腰が引ける要因ではあるけど…

「石を埋め込んじゃうと、どうしても縁くらいでしか遊べないでしょ?幅広にするってテもあるけど、菜摘さんの手なら少し華奢な方が似合いそうだし、ミル打ちより彫刻がオススメ。」

と言って、別の画像を見せてくれた。

ミル打ち、というのは指輪の縁にギザギザというか粒々というか…が隙間なく並んだデザイン。石の上下にそれが付くことで、少し幅広になるから、リング自体にボリュームがある。

もう一つの彫刻、というのは手の甲側は石がキッチリ並んでて、下半分、掌側はウズのようなくるくるした模様が彫ってあった。
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