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秘密の恋人
第21章 魅惑ノ香リ
「もちろん化粧品を否定してるわけじゃないのよ。化粧品って高額の開発費をかけて、専門家が研究を重ねて開発するわけだもの。少なくとも肌の表面は整うワケだし、それでキレイに見せて、満足したり気分が上がったりするのはとっても大切なこと。だけど、あそこで販売員を続ける意味を見失ったらもう、売上成績も駄々下がりで…女同士の足の引っ張り合いとか、派閥争いみたいなのにも疲れちゃってさ…結婚に逃げたの。」
「ユリ、結婚してたの?」
「2年間だけね。」
「あ…」
ユリは自嘲的に笑った。
「現実逃避で務まるほど、結婚生活は甘くなかったわ…あ、でも心配しないでね、円満離婚だから。今は、やりたいコト見つけたし、彼氏もいるし、充実した毎日を送ってるよ?」
「そ、そう…」
「菜摘は?菜摘も綺麗になったし…清楚な雰囲気は昔から変わらないけど…やっぱ三十路を迎えて大人のオンナの色気が加わったっていうか…今、パートナー居るんでしょ?結婚したの?」
私はふるふるとかぶりを振った。
「籍は入れてないの。一緒に暮らしてはいるけど…」
「ふぅん…なんか菜摘にしては意外だけど…一緒に住むなら結婚しなきゃ、みたいなテンプレかと思ってた…でも、今は結婚だけがゴールじゃないもんね。」
…隆行さんも同じこと言ってたな…2人だけのカタチを作っていく…って…
「ユリ、結婚してたの?」
「2年間だけね。」
「あ…」
ユリは自嘲的に笑った。
「現実逃避で務まるほど、結婚生活は甘くなかったわ…あ、でも心配しないでね、円満離婚だから。今は、やりたいコト見つけたし、彼氏もいるし、充実した毎日を送ってるよ?」
「そ、そう…」
「菜摘は?菜摘も綺麗になったし…清楚な雰囲気は昔から変わらないけど…やっぱ三十路を迎えて大人のオンナの色気が加わったっていうか…今、パートナー居るんでしょ?結婚したの?」
私はふるふるとかぶりを振った。
「籍は入れてないの。一緒に暮らしてはいるけど…」
「ふぅん…なんか菜摘にしては意外だけど…一緒に住むなら結婚しなきゃ、みたいなテンプレかと思ってた…でも、今は結婚だけがゴールじゃないもんね。」
…隆行さんも同じこと言ってたな…2人だけのカタチを作っていく…って…