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秘密の恋人
第6章 偶然ノ出逢

「はぁ?何を言い出すかと思えば…」
店長さんは苦笑しながら
「ま、こないだ助けてくれたお礼ってことで、今回だけだよ?」
とレジを操作して会計を済ませる。
こないだというのは、店長さんの代わりに私に商品を持ってきてくれた、ことだろうか…?
店長さんは、私がその時の忘れ物をした客だと、気づいているのかな…
会計を終えた彼は私 のところまで来て、
「行きましょうか?」
傘を目の高さまで上げて、ニコッと笑った。
「…たつみさん、て仰るんですね…」
「あ、はい。巽 圭吾といいます。この近くの会社で勤めてます。」
「あ、私は、及川 菜摘、です…私も、ここから少し行ったところの会社に勤めてます…」
たつみ、けいごさん…どんな字かしら…
駅まで歩く道。
「及川さん、あの、良かったら、連絡先、交換しませんか?」
巽さんからの提案。
「あ、嫌だったら全然いいんですけど、これも何かの縁かな~って。実は、こないだカッコつけて連絡先教えずに別れちゃって、ちょっと後悔してたんです。キレイなお姉さんの連絡先聞けるチャンスだったなぁって。」
言葉のあやだとわかっていても…『キレイなお姉さん』というフレーズに反応してしまう。
でも、そこを拾っちゃったらやっぱ、自意識過剰だと、思われる、よね…お世辞を額面通り受け取るなんて、とは思うけど…
慣れないから、どこまで流せばいいのか、ポイントが分からなくて、ホント、困る。
店長さんは苦笑しながら
「ま、こないだ助けてくれたお礼ってことで、今回だけだよ?」
とレジを操作して会計を済ませる。
こないだというのは、店長さんの代わりに私に商品を持ってきてくれた、ことだろうか…?
店長さんは、私がその時の忘れ物をした客だと、気づいているのかな…
会計を終えた彼は私 のところまで来て、
「行きましょうか?」
傘を目の高さまで上げて、ニコッと笑った。
「…たつみさん、て仰るんですね…」
「あ、はい。巽 圭吾といいます。この近くの会社で勤めてます。」
「あ、私は、及川 菜摘、です…私も、ここから少し行ったところの会社に勤めてます…」
たつみ、けいごさん…どんな字かしら…
駅まで歩く道。
「及川さん、あの、良かったら、連絡先、交換しませんか?」
巽さんからの提案。
「あ、嫌だったら全然いいんですけど、これも何かの縁かな~って。実は、こないだカッコつけて連絡先教えずに別れちゃって、ちょっと後悔してたんです。キレイなお姉さんの連絡先聞けるチャンスだったなぁって。」
言葉のあやだとわかっていても…『キレイなお姉さん』というフレーズに反応してしまう。
でも、そこを拾っちゃったらやっぱ、自意識過剰だと、思われる、よね…お世辞を額面通り受け取るなんて、とは思うけど…
慣れないから、どこまで流せばいいのか、ポイントが分からなくて、ホント、困る。

