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秘密の恋人
第14章 決意
「菜摘ちゃんからは合わせ鏡でもしないと見えないと思うよ。気付かなかったの?」
「…全然…」
「激しいな」
巽さんは苦笑して、サンドイッチを食べた。
「…今の相手の話、こないだ聞いたじゃない。アレからなんか進展あった?」
「…別れました…」
巽さんは大きく目を見開く。
「この間、巽さんとグランフロントでご飯食べた時。ウェイティングスペースに座ってるの、通り掛かりに見られてたみたいで。あの彼の方が似合いだって言われて。最後はケンカみたいになっちゃったんですけど。」
「…それ、本心じゃないんじゃない?」
巽さんは冷めた目で言った。
「本当に身を引こうと思ってるならこんな事しないと思うよ。ま、盛り上がった後に些細なキッカケでケンカして売り言葉に買い言葉って可能性もなくはないけど。」
こんな事っていうのは…キスマークをつけたりしない、ってことか。
キスマークって、どんな時につけるんだろう…
「ねぇ、巽さん…ヘンな事聞くけど…その、こういうのって、どういう時につけたいもの、なの、かしら…」
巽さんに聞くのもおかしな話だと思ったけれど、他に聞けそうな人もいない。
「…全然…」
「激しいな」
巽さんは苦笑して、サンドイッチを食べた。
「…今の相手の話、こないだ聞いたじゃない。アレからなんか進展あった?」
「…別れました…」
巽さんは大きく目を見開く。
「この間、巽さんとグランフロントでご飯食べた時。ウェイティングスペースに座ってるの、通り掛かりに見られてたみたいで。あの彼の方が似合いだって言われて。最後はケンカみたいになっちゃったんですけど。」
「…それ、本心じゃないんじゃない?」
巽さんは冷めた目で言った。
「本当に身を引こうと思ってるならこんな事しないと思うよ。ま、盛り上がった後に些細なキッカケでケンカして売り言葉に買い言葉って可能性もなくはないけど。」
こんな事っていうのは…キスマークをつけたりしない、ってことか。
キスマークって、どんな時につけるんだろう…
「ねぇ、巽さん…ヘンな事聞くけど…その、こういうのって、どういう時につけたいもの、なの、かしら…」
巽さんに聞くのもおかしな話だと思ったけれど、他に聞けそうな人もいない。